店舗運営の仕方

数値の勉強、まずはここから!小売業の数値管理の基礎(売上編)

店舗運営を行っていく小売業にとって、日々の数値の管理はとても重要な仕事です。

ここでは、まず店舗の売上がどのように生まれているかの基礎の基礎を学びます。



売上とは

売上とは売れた商品の合計金額のことを言います。

単純に売れた商品を足し算していけば求められますが、小売業では以下のように売上を求めていく場合が多いです。

売上を構成する要素

売上は「客数」×「客単価」から構成されている。

また、「客数」は「入店客数」×「買上率」、「客単価」は「買上点数」×「一点単価」から構成されいます。

小売業で働く上で必要な言葉になってくるのでこれらは覚えておきましょう。

売上を構成する客数と客単価

客数

客数とはレジでお会計をしたお客さんの数を言います。

店に入ってきたがお会計をしなかった、つまりレジを通らなかったお客さんはカウントされません。また、1人が2回に分けてお会計をした場合は客数は2人と数えることになります。

客数が多くなるほどたくさんのお客さんが来てくれた、ということになります。

客単価

客単価とはレジでお客さんがいくら購入したかという平均値を取ったものです。

客単価が高くなるほどお客さんがたくさん買い物をしてくれた、ということになります。

売上=客数×客単価

売上は客数(レジを打った人数)と客単価(お客さん1人が買った金額の平均)で計算されます。

例えばある日の営業を数値を確認してみると

となっていた場合、この日の売上は

となります。

これはお客さんが100人来て、1人当たり1500円ずつ買っていった、という意味です。

お店の売上はこのように計算されます。



売上を上げる方法は?

では具体的に売上をアップさせるにはどうすればいいのでしょうか。

答えは先ほどの「売上=客数×客単価」にあります。

客数の増加

先ほどの例を再び使うと

客単価が同じで客数が2倍の200人に増えたことで売上アップに成功しました。

客単価の増加

逆に客数が同じで客単価が2倍の3000円に増えても売上がアップしました。



まとめ

以上のように売上をアップさせるためには「客数」「客単価」のどちらかをあげる必要があることがわかりました。

店長

でも具体的にどんなことを仕事の中でしたらいいの?

という疑問がまだあると思います。

具体的な行動はまとめていき、実際に店舗で行える行動を学んでいきましょう。