ではお疲れ様です店長!(今日も余裕だったな!)
あぁ、お疲れ様、、、。
(今日も仕事が終わらなかった。1人で残業するか、、、)
店長になるとやらなければいけない仕事が大量にありますが、仕事を任せられない店長は多くの負担を抱えている場合があります。
現代社会では長時間労働をさけて、効率よく仕事をすることが求められます。しかしながら店長1人が頑張ってしまっては周りの従業員が育たず、効率のいい仕事が出来なくなってしまいます。
管理人のたるたんです。
皆さんはうまく部下に対して仕事任せて、効率よく毎日の仕事を進めていますでしょうか?ここでは従業員にどのように仕事を任せたらいいのかを考えていきましょう。
- 仕事を任せないデメリットを紹介
- 仕事を任せるポイントを3つ紹介
- 仕事を任せやすくするもう一工夫を紹介
仕事を任せないデメリット
仕事を任せても自分の思い通りにならないんだよ。やっぱり自分でやってしまったほうが確実さ。
こういった考えの人は意外に多いです。
確かに自分でやってしまうほうが簡単ですが、このような考えがなぜ良くないのかを考えていきましょう。
長時間労働、体への負担
1人で多くの労働をこなすためには勤務時間内では仕事が終わらないこともよくあります。そのため残業をし、長時間労働が日常化することで健康を害することになります。
過去1ヶ月間の週労働時間が61時間以上(月時間外に換算すると約80時間以上)では、週労働40時間以下(月時間外に換算すると0時間)に比べて心筋梗塞リスクが1.9 倍でした。また、その研究によると、過去1年間の勤務日の睡眠時間が1日5時間以下では、6~8時間に比べて心筋梗塞リスクが2.5倍でした。
独立行政法人労働安全衛生総合研究所 より
生産性の低下
1人で作業をしている間、他の従業員は仕事がなく手が空いてしまう時間が増えてしまいます。
手が空いていても従業員には人件費がかかっているわけで、仕事が進まないどころか、無駄な経費がかかっていることになります。
同じ時間で1人が働くよりも、2人で働いた方がもっと売上を上げられるかもしれない、本当に1人で出来る仕事ならもう1人の人件費を削った方が最終的な利益は大きくなるため、仕事を任せないことは効率を悪くし、生産性を下げることになります。
作業にかける人数によって生産性が変わることは、【人の管理】人時売上高・人時生産性の求め方と3つのデメリット!でも紹介しています。
従業員の成長を妨げる
仕事を任せないということは従業員の成長のチャンスを奪うということです。
「どうせやらせても出来ない」「自分でやった方が早い」という考えで仕事を任せない。当然ですが、これではいつまで経っても周りの従業員は新しい仕事を覚えることはありません。
最初のうちは出来なくても仕事を任せていかなければ従業員が成長することは絶対にありえません。
仕事の任せ方の3つのポイント
前提として完璧を求めない
やる気があるあまり完璧主義な人がいますが、他の人に仕事を任せる場合まず完璧に思い通りになることは絶対にありえません。
完璧を目指したからといって、それが必ずしも良い結果に繋がるとも限りません。
自分が一から進めるよりも他の人が少しでも自分の仕事進めておいてくれた、と寛容な気持ちで仕事を任せましょう。
完璧を求めすぎない
他の人の作業に寛容に接しましょう
任せるべき仕事の整理
上司への確認のメールや売場の作成、品出しして倉庫も整理したいしやることがあり過ぎて終わらないぞ、、、。
このように1人で色んな仕事を抱えている場合は、その仕事は全部自分でやるべきなのか考えてみましょう。
自分がするべきではない仕事まで自分がしないといけないと思い込み、抱えてしまっているせいで、仕事が終わらないという人も多いです。
本当に自分がやるべき仕事なのかどうか、整理することで誰に何をやらせるかが見えてきます。
店全体の仕事を誰がやるべきかで分けて考える
やるべき仕事のうち
何を誰に任せるか考える
誰でも出来る仕事を店長がやるのは、時間と人件費のムダになります。手が空いてる人にはその人に合った仕事を適切に任せていくことが重要です。
全員のワークスケジュールを把握
自分でやる前に他のスタッフの
スケジュールをチェック
自分がやろうとしている仕事を整理出来ていても、周りの従業員の動きを把握していないと指示は出せません。
まずは他の従業員に仕事を出来る余裕がないかを確認しましょう。
本当に自分がやるべき仕事なのかどうか整理して、周りの動きを確認することで誰に何をやらせるかが見えてきます。
まずは他のスタッフのスケジュールチェック
何かをしながらついでに出来るような作業ならその時間にやってもらって作業の効率化
仕事を任せるためのもう一工夫
そんなこと言っても任せられるスタッフがいないんだよ。指示を出しても全然出来ていないんだ。
そもそもスタッフのレベルが低い、限られた人員のため仕事を任せられない、といった声はよく聞かれます。
その中でも一工夫することで仕事を任せられるようになるので、その方法を紹介していきます。
相手に合った具体的な内容の指示を出す
品出しを頼んだが全然出来てない。売れ筋の商品がスカスカで品出し出来てないじゃないか。これなら自分でやった方がマシだったか。
指示を出したが出来ていない、ということはよくありますが、果たして適切な指示が出せていたでしょうか?
指示を出す際は「誰に」出しているかを意識して相手に合わせた指示を出すことが重要です。
指示は何をどうするか
具体的な指示を出す
ベテランであれば抽象的な指示でも自分で考えて動けますが、経験の浅いスタッフではそれでは動けません。
全員に同じ指示の出し方をしても同じように出来るわけではないので、相手に合わせた指示の出し方を工夫する必要があります。
指示はスタッフのレベルを見極め、その人に合った指示の出し方をする
これを繰り返すことで、どこにどんな商品があるか、どの商品が常に品出しが必要な商品なのかを少しずつ覚えさせることでいずれは「品出しをお願い」という一言だけで動けるスタッフに成長していきます。
作業をランクダウンして任せる
新しい売場の作成をしたいがこの仕事はアルバイトじゃ出来ないな。時間がないが自分でやるしかないか、、、。
店長や副店長しか出来ない仕事だからアルバイトには任せない、ではなく、工夫次第では作業のレベルを落としてアルバイトに任せることも可能になります。
指示を受けるスタッフが
出来るレベルに落とす
「新しい売場を作る」は難しいですが、出す商品と場所さえ決まっていれば品出しと変わりません。
どのような売場にするか紙に書いて「品出し」として指示を出すことで誰でも出来る作業にランクダウンさせられます。
同じ仕事でも他のスタッフがどうすれば出来るか?と考え工夫し、レベルを落として仕事を任せる
まとめ
仕事の任せ方
全員が作業を分担することで、作業の効率が良くなるだけでなく、1人では思いつかない新たな発想が従業員から出る場合もあります。
うまく仕事を分担してさらなる店舗の活性化を目指しましょう。